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ターボSでは761psを発生

今回試乗するのはポルシェ初のEV、タイカンだ。ターボとターボSが用意されるが、ターボ付きという意味ではなく、非常に速いという意味だ。新開発のプラットフォームを使用し、SUV版も来年後半に登場予定である。

ターボでは680ps、ターボSでは761psという途方もないパワーを発生する。0-100km/h加速はわずか2.8秒、0-161km/hはおよそ6秒で、ゼロヨンは10.8秒だ。車体中央には95kWh級のバッテリーを搭載する。

270kWの急速充電に対応し、80%までの充電が20分で完了するという。そして6、7分の充電で100kmの走行が可能だ。とはいえ充電環境はまだ十分に整っているとはいえず、EVはまだ誰にでも合うわけではない。しかしこのクルマの価格は11万8000ポンド(1571万円)から13万8000ポンド(1838万円)だ。この金額をクルマに払えるなら、もう一台お持ちだろう。

走りもドライビングポジションもポルシェそのものだ。自然な体勢で座れ、アルカンターラの円形ステアリングも扱いやすい。技術面でも触れるべき点は多く、まず第一に前後にモーターを搭載する4WDであり、3チャンバーのエアスプリングは硬くも柔らかくも設定可能だ。

超低重心ゆえの運動性能

新しいデジタル式メーターは非常にドライバー志向で、真ん中に大きく速度が表示されるものだ。通常ポルシェ中央に大きなタコメーターを配置するが、このクルマでは代わりに現在の出力が表示される。非常にわかりやすく、使い方もシンプルだ。

ステアリングは程良い重さで、直進性も高い。ポルシェらしいステアリングシステムで、パナメーラよりも良くできている。エアスプリングゆえ低速域で突き上げを感じることもあるが、高速域では良く制御されている。

バッテリーは非常に重く、単体で650kg近くもあるため、タイカンの総重量は2300kgに達する。しかしその重心はポルシェの中でも最も低く、前後重量配分も適切なおかげでボディの動きを制御しやすくなっている。

欠けている点をあげるとすれば、ギアの動作からくる刺激や、911のような良く回るエンジンの官能性だろう。しかしこれはパナメーラやカイエンのターボSハイブリッドも同じだ。パワートレインは優秀だが、素晴らしいサウンドは得られないのである。

世界最高のパフォーマンスEVサルーン

その代わりこのクルマは非常にスムーズなパワーデリバリーが魅力だ。ポルシェらしく複数のドライブモードが用意されており、レンジモードでは最高速度が制限される代わりに航続距離が伸びる。

スポーツモードやスポーツ・プラスモードではリアの2速ギアが仕事をすることになる。その動作を感じることはないが、とんでもない加速を示す。車内の印象はとても良好だ。ポルシェらしさのなかにも特別感があり、パナメーラやカイエン、それに911などとは違う雰囲気だ。


911と同等の楽しさかと聞かれれば、そうとはいえないが、カイエンやパナメーラには明らかに勝っている。現代には出来の良いEVがたくさんあるが、このポルシェはもっとも良く走り、もっとも刺激的だといえる。

EVを使える環境で、資金も十分にあるなら、このクルマを選ぶべきだろう。これはおそらく世界最高の電気自動車であり、あらゆるパワートレインの中でもとても良いスーパースポーツ・サルーンに仕上がっている。

詳細は動画でお楽しみいただきたい。

(出典 news.nicovideo.jp)

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