👇【詳細記事・画像】

話題のスズキ新型「カタナ」ですが、さっそく乗ってみました。初代「GSX1100S」はシルバーがお馴染みでしたが、新型では「グラススパークルブラック」つまり“黒”も選べます。子どもの頃に見たテレビドラマ「西部警察」で見た“ブラックカタナ”が印象深いですし、今回は黒を選んで乗ってみました。 REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

スズキ・カタナ(グラススパークルブラック)……1,512,000円

 カタナといえばシルバーですが、ブラックもとても似合うじゃないですか!! 新型「カタナ」では両方が選べ、ブラックの実車を目の当たりにすると、タンクにある赤い“SUZUKI”ロゴも黒との好相性を見せて、黒も欲しくなります。

 そもそも初代でも“ブラックカタナ”は有名で、テレビドラマ「西部警察PART-Ⅱ」の第3話から登場し、鳩村英次こと舘ひろしが劇中シーンを派手に駆け抜けたことでファンらの間では広く知られているのです。たしかノーヘルで走るシーンもあったような……。

 そのカタナはなんと第60話で爆破されてしまうのですから、もったいないとしか言いようがありません。潤沢な資金のあった80年代、そういえばアクション系ドラマや映画では、クルマやバイク、飛行機やヘリコプターまで何でもかんでもドカーンって豪快に爆破していましたっけね。

 えっ、「そんな昔のことは知らない」ですって。はい、オジサンたちだけに通じる話を勝手に進めてしまいましたが、若い世代の方々が見ても“ブラックカタナ”、いいですよね?

 

実際はどうなんだ、アップハンドル!!

 跨ると、アップライトなハンドルがしっくり馴染みます。降りて眺めたとき、「高すぎないかい!?」と思うものの、実際にグリップを握ると、前傾ポジションでの長距離ライディングはもう嫌だって思う筆者(40代半ば)には丁度いいではありませんか。

 ハンドルクランプには“KATANA”と刻まれたエンブレムカバーもあるし、イグニッションをオンにしてまずメーターディプレイのオープニング画面には“刀”の文字が映し出されてムード満点。カタナに乗ると思うと、胸の高鳴りが抑えきれません。

エキゾーストサウンドの迫力がスゴイ!!

 並列4気筒DOHC4バルブエンジンを始動してまず感じるのが、サウンドがいいこと。えっ、これでノーマルマフラーなの!? っていうほどに迫力があって、走行中もヘルメット越しにエキゾーストサウンドがガンガン耳に入ってくるではありませんか。最近の静かなバイクに慣れている人は、「ちょっと排気音が大きすぎませんか」って思うかもしれません。それほどまでの迫力なのです!

 これ、開発陣もこだわり抜いたポイントで、スズキは同じK5エンジン(かつてGSX-R1000に搭載されていました)を積む「GSX-S1000」もまた“サウンドチューニング”なるものをしていて、いかに高揚感のあるグッドサウンドになるか徹底追求しています。カタナもエキゾーストシステムや点火マッピングなどすべて専用設計で、音にとことんこだわっていることがわかります。

 エンジンは低回転域からトルクフルで常用回転域で力強いです。とてもパワフルですが、右手のスロットル操作に忠実で、トルクが出すぎてギクシャクすることがありません。これが扱いやすさにつながっていて、排気音もいいからスロットルをどんどん開けたくなるのでした。

 高いグリップ位置で操るハンドリングは、少ない入力で車体が軽快に動いてフットワークの良さが際立ちます。ワインディングでは切り返しもクイックで、1000ccもの排気量のあるスポーツバイクであることを忘れさせる身のこなしの軽さです。

 旋回性も申し分なく、意のままに操れる楽しさがあります。イージーな操作性で神経質さはありませんし、アップライトな乗車ポジションも相まって、ツーリングに出掛けても疲れにくいでしょう。

 大排気量モデルながら、日常のチョイ乗りや通勤通学、そして休日のツーリングまでいつも一緒にいられる相棒となりそうです。鳩村刑事のように、みんながクルマで出動していても、自分は“ブラックカタナ”でっていう感じです。

 乗る格好も、筆者のように暑いからからといって白のメッシュジャケットなんてNGです。黒尽くめでシブめがベストなのは言うまでもありませんが、くれぐれもヘルメットはちゃんと被りましょう。そんなふうに、ファッションもライフスタイルも楽しめるバイク生活が“ブラックカタナ”とならイメージできるのでした。

 今回は速報インプレということで、ここまで。続編もお楽しみに!!

主要諸元

型式2BL-GT79B
全長 / 全幅 / 全高2,130mm / 835mm / 1,110mm
軸間距離 / 最低地上高1,460mm / 140mm
シート高825mm
装備重量 ※1215kg
燃料消費率 ※2国土交通省届出値:
 定地燃費値 ※323.8km/L(60km/h) 2名乗車時
 WMTCモード値 ※419.1km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径3.4m
エンジン型式 / 弁方式T719・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量998cm3
内径×行程 / 圧縮比73.4mm × 59.0mm / 12.2
最高出力 ※5109kW〈148PS〉 / 10,000rpm
最大トルク ※5107N・m〈10.9kgf・m〉 / 9,500rpm
燃料供給装置フューエルインジェクションシステム
始動方式セルフ式
点火方式フルトランジスタ式
潤滑方式圧送式
潤滑油容量3.4L
燃料タンク容量12L
クラッチ形式湿式多板コイルスプリング
変速機形式常時噛合式6段リターン
変速比
 1速2.562
 2速2.052
 3速1.714
 4速1.500
 5速1.360
 6速1.269
減速比(1次 / 2次)1.553 / 2.588
フレーム形式ダイヤモンド
キャスター / トレール25°/ 100mm
ブレーキ形式(前 / 後)油圧式ダブルディスク(ABS) / 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後)120/70ZR17M/C(58W) / 190/50ZR17M/C(73W)
舵取り角左右29°
乗車定員2名
排出ガス基準平成28年国内排出ガス規制に対応

※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります。※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。※5:エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈 〉内は、旧単位での参考値です。●車体色はモニター表示のため、実物とは異なる場合があります。●仕様および装備は予告なく変更する場合があります。●掲載写真には、合成または特別に許可を得て撮影したものが含まれます。

(出典 news.nicovideo.jp)